横浜国立大学 総合学術高等研究院
台風科学技術研究センター長
筆保 弘徳 教授
台風による災害は地球温暖化に伴いますます激甚化してきており、国や自治体により様々な台風防災・減災の対策が講じられていますが、台風は依然として脅威の存在です。一方見方を変えれば、台風は自然エネルギーの塊であるので、その巨大なエネルギーを資源として活用できれば、脱炭素社会の実現に寄与する再生可能エネルギー源の確保につながります。
そこで台風科学技術研究センターでは、台風を人類にとって「脅威」の存在ではなくし、さらにはエネルギーをもたらす「恵み」へと変貌させた、安全・安心で持続可能な活力ある社会を実現することを目指します。また、高度先端技術の社会実装までを見据え、研究開発の途上で得られる副産物の活用検討や事業化、法制・倫理的な枠組みの整備検討などを行います。
技術的にも社会的にも解決すべき課題が数多くありますが、幅広い分野の専門家が協力しあい総合的な解決を図ることが、実現につながる道筋だと考えています。皆様からのご期待に応えられるように、使命感をもって取り組んでまいります。

